【喪中とは??】
喪中とは、近親者が亡くなった後、その死を悼み、一定期間、社会的な祝い事を控える日本の慣習です。悲しみの中にあることを表す期間でもあります。
【喪中の基本的な内容】
●対象となる故人
一般的には二親等以内(例:配偶者、親、子、兄弟姉妹、祖父母など)
●喪中の期間
通常は1年間(特に翌年の元日まで)。ただし地域や宗教によって異なる場合もあります。
●控えること
・年賀状の送付(代わりに「喪中はがき」を送る)
・正月飾り(門松・しめ縄など)
・おせち料理
・結婚式などの祝い事への参加や主催
【現代での対応】
会社への年末年始の挨拶や、友人知人への対応は、喪中はがきやメールで「喪中につきご挨拶を控えさせていただきます」と丁寧に伝えるのが一般的です。なお、地域や宗派、家庭によって対応が異なるため、「絶対的なルール」ではなく「気持ちを表す節度ある態度」として尊重されます。
ご家族が亡くなった後、「何をしてよいか」「してはいけないか」が不安になることが多いかと思います。喪中は“悲しみを整理する時間”でもあり、無理に何かをする必要はありません。大切なのは「故人を偲ぶ気持ち」を中心に考えることです。
