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「御仏供(おぶっく)」?~お仏壇にご飯をお供えする意味~

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お仏壇へのお供えは「五供(ごく)」が基本となります。五供とは、香、華、灯、水、飲食のことを指しています。

1.香(こう)  線香を焚いて、その香りをお供えする。

→ 仏さまは香りや湯気を食すと言われており清浄な心を表しています。

2.華(け)   花をお供えする。

       → 枯れていく無常の教えを示し、仏前を荘厳します。

3.灯(とう)  灯明(ローソク)をともす。

       → 智慧の光で迷いを照らし正しい道を示してくれます。

4.水(すい) 清浄な水をお供えする。

       → 濁りのない心、清らかな布施の象徴。

5.飲食(おんじき) ご飯やお菓子などをお供えする。

       → 本題です!

  • お仏壇へご飯をお供えするのはなぜ?

ご飯(米)は昔から日本人の主食であり、命を繋ぐ大切な物として神仏へのお供え物に使われてきました。お仏壇へご飯をお供えする行為は、仏様やご先祖様を敬い、命や家族の繋がりを深める重要な意味を持っています。

飲食供養とは、食べ物や飲み物を仏様やご先祖様へお供えすることで、食事に困ることなく、日々の生活を送れていることへの感謝と供養の気持ちを形に表す行為なのです。

お仏壇へお供えするご飯のことを、「仏飯(ぶっぱん)」、「仏供(ぶっく)」などとも呼びます。当社がある石川県の南加賀地方では、諸説ありますが「御仏供(おぶっく)」が訛り「おぼけ」さんと呼びます。

仏様やご先祖様はご飯を直接食べるのではなく、湯気や香りをいただくと言われています。そのため炊きたてのご飯をお供えするのがよいとされています。

  • ご飯の盛り方

お仏壇にお供えするご飯の盛り方について、宗派やお寺によっては定められている場合があります。一般的な方法を、浄土真宗とその他宗派に分けて説明します。

ご飯の盛り方は浄土真宗には決まりがあり、その他の宗派(天台宗、真言宗、浄土宗、曹洞宗、臨済宗、日蓮宗など)は、仏飯器にご飯を丸く山盛りにするように盛ります。禅宗系の中にはお粥をお供えする所もあるそうです。

  • 石川県に多い、浄土真宗の場合

左が「浄土真宗本願寺派(お西)」、右が「真宗大谷派(お東)」

形は違うかもしれませんが、感謝と敬う気持ちでお供えいただけたらと思います。

  • 葬儀のプロが教える豆知識 

真宗(お東)のローソク立ての鶴が咥えているローソクを立てる軸(蓮軸)には蓮のつぼみ、蓮の葉、蓮の実をかたどった物が三種類ついています。 正面には蓮の実がくるようにしてくださいね!

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