帰敬式とは「おかみそり」とも言われ、三宝をよりどころとし、法名をいただき、お釈迦さまの弟子として新たな人生の出発をする儀式です。三宝とは、「仏・法・僧」で人生の本当の宝のことです。「仏」は人間として本当に深く豊かに生きる道に目覚められたお釈迦さまの事です。「法」はお釈迦さまが説かれた南無阿弥陀仏の教えの事です。「僧」はお釈迦さまの教えを大切にして生きる人々の集まり。僧伽（さんが）の事で、僧侶の事ではありません。私たちは本当の宝を知らないと、どんなにお金や物があっても、本当の幸せを感じることができないのでしょうか。
　法名は「亡くなってからいただければいい」と思われる方もおられると思います。しかし、お釈迦さまは、亡くなった人に向かって説法をしたことはありません。私たちが生きている間に、本当に幸せで安らかであってほしいと願われました。お釈迦さまの弟子として教えを聞きながら、深く豊かな人生を歩みませんか。（参考 無辺光）　　　　　　　　　　　　

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